秋鳴亭の納戸

日々日々、のんびり過ごしたいぎゅうひの備忘録。

秋鳴亭の納戸―よしなしごと―

みなさん、こんにちはこんばんは。ぎゅうひです。

暑いですね。暑いなんてもんじゃないですね。うっかり日向に出ようものなら肌が焼かれてしまいます。連日焼肉日和だとでもいうのか。明らかに私の小学生時代とは夏のレベルが違います。水と塩分タブレットを持ち歩かないと通勤もままになりません。
こうお盆の時期はなぜか片づけをせなば…なんて気持ちになるぎゅうひですが、世間の人はどうなんでしょうか。夏休みの宿題も溜めがちだった私は当然片付けも溜めがちです。

というか、片付けは好きじゃないし、掃除も気にならなければ別にする気が起きません。
普段から片付け&掃除をしていないせいか、4~6カ月に1回ぐらい片付けしないといけない気分になります。自浄作用かしら。
現時点では、片づけたい気持ちも、掃除したい気持ちもまだかろうじてあります。けれども、楽したい。根本的に面倒くさいという気持ちはずっとありますので。
効率化して楽したいという気持ちは本物なので、図書館で片付け・掃除・収納系統のHow to本を「めんどくさがり」、「ズボラ」、「散らかし屋」、「片付けできない」、「忙しい」などのキーワードで目についたものを借りて読みました。
楽するための努力は惜しまない。そう思っていた時期が私にもありました。

結論、「マネー イズ パワー」です。
私の最適解はお金で物理空間をゲットすること。

ズボラで、面倒くさがりで、散らかし屋で片付けが苦手の私には、現状の部屋からその状態に持っていくのは絶望的です。
片付け嫌いな人間なめんなよ?と思わず煽ってしまいます。
物欲も強めな人間ですし。

往々にしてどの本にも書いてあるメッセージが3つありました。

多分これが片付けの基礎3本柱なのでしょう。

1.「床に物を置かない。」

はい、来ました、これ「床に物を置かない」。読まずとも何度となく子供のころから聞いてきた言葉です。これができたら苦労はしないんです。気づいたら無意識にものが床にあるんですよ。

今、目に見えるだけでも、本、新聞、CD、スマホ、クッション、裁縫道具、鞄にノート、あとなんか箱とか、貰い物の焼酎瓶とか。

まぁでも、これは大切さがわかってるんですよね。床に物があったらルンバちゃんは走れないし、ルンバどころか掃除機もかけられないし。掃除する前に掃除するための片づけが必要な部屋がダメっていうか、面倒なのはわかってはいるんです。床の上に物がなければ掃除の着手が早くなって楽になるんだろうなーってことは予測がついています。この癖を私は直したいんですよ。その方法を知りたいのよ。それ以前の問題が立ち位置なんですってば。

1'.「平面にものを置かない。」
1の進化系。ビビった。驚いた。平面って、ものを置く場所じゃん。何言ってるんです?どこに置くんですか?無理じゃん。って。
考え方が相容れなさ過ぎて逆にものすごく新鮮です。その考え方、私にはありません。
要は引き出しとかにちゃんと収納場所を作って、必要な時に出して→使って→しまう、ということみたいです。へぇ・・・

読むのは簡単に出来るんですけれどね。そんな収納場所があるとお思いで?片付けができない人間の部屋に。我、隙間があれば何か入れてしまう人間ぞ?

そして、なんで平面にものが置いてあると思っているんでしょう?ついつい気持ちが反抗期に陥ってしまいます。出来る人尊敬に値します。私、片付けが根本的に向いていません。全くできるビジョンが見えない。

2.「把握できないものは捨てる。」
これ要は覚えていたら捨てなくてもいいってことでしょうか?物欲なめんなって話ですね。好きで買ってるんだから覚えてるに決まってるでしょう。これでも買うのは抑制しているんです。

本も漫画も電子でっていいますが、もちろん電子も持っていますが、フラッと手にとって適当な場所を開いて読みたいんです、私は。

もろもろの拒絶反応がすごいですが、一理あるかもしれないので片付け中に知らないものが出てきたら捨てることにしよう。

この把握とはどこまでの把握を意味しているのかがいまいち理解できませんでした。手芸用の素材とか個数までは把握してないけど、捨てられないですし。

3.「ものの定位置(住所)を決める」
あなたは人生でお引っ越しされたことがないのかしら…?物もお引っ越しするのよ、それも頻繁に!葛飾北斎も目じゃないぐらいに!片付けできない部屋の人間は特に!各ものたちの別荘が何個あると思っているのかしら…。

わかる、わかりますよ、探し物している時間って無駄ですよね。それは私も身に染みて知っています。さすがに鍵の家は決めました。これだけは5年ぐらいは変わってないはず…あとはハサミとか定規とかピンセットとか化粧下地(いろいろ)とか決めましたけれど、引っ越したのか旅行か、はたまた出張か、家(定位置)にはいません。

あと時計とかイヤリングもどっかに行きがちです。どこほっつき歩いてんでしょうね。やりたい気持ちはあるけれど自分に根付く気配が微塵もない。どうすれば身につくスキルなんでしょう?

10冊は本を読んだと思うんですよね。
上は大前提として、著者のみなさん、マメなんです。重曹とかクエン酸とかストッキングでホコリとるとか、毎日使うたびに細かい掃除をしたり、週一で排水溝とか掃除したりしてんです。そして、大掃除とかはしないんです。

おそらく、大掃除が面倒だから普段からこまめに小さいをチョコチョコと掃除し、大掃除を楽に、またはしないってことなんでしょう。ですが、これは面倒くさがりとかズボラとかは当てはまらない人たちでは?

コレができるんならこの本借りてないわーっていう。なんかもっと楽にサクっと終わる魔法が知りたかった。魔法でパパっと片づけたかった(願望)。

そんなものはなかった。強いて言うならば重ねて書いてあった

「床にものをおかない」

「把握できないものは捨てる」

「場所を決める」

以上が魔法の呪文でしょう。
習得可能なスキルな気がしないんですが、考え方が根本から違い過ぎるんです。この文章片付けができる人から見たらイライラさせる話なんだろうなって思います。私もお片付け系の本を読んでいるときウガーってなっていました。

わかったのは最速の私の最適解はお金で物理空間をゲットすること。
「マネー イズ パワー」です。
部屋に空間がないなら他で借りちゃえばいいじゃない。ま、そんなお金はないんですけれどね。

時点で物を減らすか収納量を増やせないか工夫をする、が現実的な妥当案でしょう。
とはいえ、断捨離はもう絶対相容れないのがわかっています。そういう生き方もありますよね。お互い関わらないで生きましょうねって常日頃思っています。

断捨離は驚きがあるなら読んでみるのも一興でしょうか。相容れぬ!とはなりそうですが、この夏休み一気に借りてこようかな。

取り合えず床のものはどけてみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。